「教育学習カード」の理念

「教育学習カード」はトランプとカルタの特性を、それぞれ抽出したようなカードです。
「カード世界」を表す仕方をどう示すかの一方法として、「絵・記号・文字・音声」という記号を、カード世界の構成論理とした。
カード世界を記号によって四分割したので、通常のトランプカードとは違うマーク(☆□△○)にした。
マークや数字をはずしても、カードとしての生命があり、しかも学習性を内在しつつ、自在な対象性を持ち(年齢や言語違いを超える)、多様な発達段階に応じつつ、使用方法や状況に対応し、より教育性の強いところから、「教育」を付与した「教育学習カード」と命名した。 生徒が積極的に他の生徒とコミュニケーションを取りながら、自然と学習内容が身につく教材を作れないか、という現場の教師の実践と研究によって作成されています。

「教育学習カード」研究の経緯

  • 2006.6    日本大学高等学校・中学校「オープンスクール」でのカード授業
  • 2006.7〜9  町田市立第三小学校・日野市立東福寺小学校・八王子市立第四小学校での調査研究(出前授業)
  • 2006.10   日本大学中学校での授業実践・データ収集
  • 2008.1    研究内容が「神奈川新聞(2008.1.)」に掲載される
  • 2008.3    日本語教育方法研究会での研究発表(於 東京国際大学)
  • 2008.8    日本大学付属高等学校夏期研修会にて研究発表
  • 2011.11   日本大学中学校での授業実践・データ収集
  • 2011.12   横浜市新吉田第二小学校での調査研究(出前授業)
  • 2012.4    仙台市教育委員会へ「カード150セット」を震災支援として寄贈
  • 2013.2    「神奈川新聞(2013.2.25)」研究内容と震災支援の内容が掲載される
  • 2013.2    仙台市愛子(あやし)小学校で小学校教諭によるカード授業実践
  • 2013.3    日本語教育方法研究会での研究発表(於 東京大学)
  • 2013.5    日本語教育学会でのカード教材紹介と研究発表(於 立教大学)